はじめに
こんにちは、Kensei.(@kensei_1015)です。
はじめのブログ記事は
僕の人生の軸となる考え方であり
バイブル本でもあるグレック•マキューン氏が書いた
『エッセンシャル思考』について話したいと思います。
この思考でいれば、
ほとんどの問題は解決すると思っています。
個人の悩みもそうですし、世界の抱える問題もそうです。
自分にも、他人にも嘘をつく必要がなくなるし、
口論や盗みも、ケンカや嫉妬、怒りや殺人さえも減るでしょう。
誰もが過不足なく豊かになり、
投機、ギャンブル、妬み、憎しみが無くなる。
こんな最高の思考法をご紹介していきます。
最強の武器
僕にはやりたい事がたくさんあります。
残りの人生、何がやりたい?
なんて聞かれたら、
一日中語っても語り尽くせないぐらいです。
ただ、実際問題
時間もお金も体力も限られています。
そんな中で、何でもかんでも手を出していては
人生はいつの間にか終わってしまいます。
そこで、今回紹介するエッセンシャル思考は
自分がこれだ!と選んだことに集中して取り組む
という考え方になります。
この考え方は、
仕事で高いパフォーマンスを出したり
充実した人生をおくるためには
すごく重要なことです。
なので、
仕事で結果を残して、めちゃくちゃ人生を楽しみたい
と、そう考えたときに必要不可欠なのが
この「エッセンシャル思考」になります。
このブログを読んでくださっている皆さんも
きっと、仕事でキッチリ結果を残したいとか
人生を骨の髄まで楽しみたいと考えていて、
そのためのヒントを探しているっていうポイントは
共通していると思います。
そんな皆さんには
このエッセンシャル思考は最強の武器になると思います。
ただ、この思考法はすごく当たり前なので
知っているだけではあまり意味がなくて、
具体的な行動として実践できるかが重要になってきます。
ということで、このエッセンシャル思考の
シンプルで本質的なメッセージを
ただ知っているといるレベルではなくて
脳に刻み込み、行動に移せるレベルまで
もっていけるようにじっくり解説していきます。
非エッセンシャル思考orエッセンシャル思考
まずは、
エッセンシャル思考の人と
非エッセンシャル思考の人の違い
この違いを知ることで、
エッセンシャル思考をより明確に理解できると思います。
非エッセンシャル思考
● 考え方
- 全てのことをやらなきゃいけない
- 頼まれたら断らずにやる
- より多くのことをこなす工夫をする
会社員の人の8割以上は
この考え方なんじゃないかなと思います。
● 行動
- やることをできることをどんどん増やしていく
- 目的や必要性は考えず、とにかくこなす
全部引き受けて、期限が近いものから
どうにか期限に間に合うようにしている。
● 結果
めちゃくちゃ頑張ったのに全部中途半端な結果に終わり、
無力感が残る。
エッセンシャル思考
● 考え方
- より少なく、しかしより良く
- 大事なこと以外は積極的に断る
- より少なくするための工夫をする
捨てることは、決定事項。
どうこなすかではなく、何を捨てるかを考えます。
● 行動
- 捨てると決断したものはしっかり断る
- 目的や必要性を考え、選択する
やららないことを決めたうえで
これだ!と選んだことに集中して取り組みます。
● 結果
自分で納得して選んで進めているので、
充実感が残る。
実践方法
エッセンシャル思考が
どれだけ重要かは理解してもらえたと思います。
では、実際にどうやって
実践していけばいいのかを解説していきます。
見極める
非エッセンシャル思考に慣れている人は、
このプロセスを面倒だと感じるかもしれません。
ですが、見極めることこそが
エッセンシャル思考の真髄です。
本当に重要な物事を見極めるために必要な事は5つ。
- じっくりと考える余裕
- 情報を集める時間
- 遊び心
- 十分な睡眠
- 厳密な基準
非エッセンシャル思考の人はこう言うかもしれない。↓
・「もちろん考える時間があればいいと思うけれど、あいにく仕事が忙しくてね。」
・「この会社に入ったからには、睡眠不足は覚悟してください。」
・「遊び心なんてふざけたこと言ってないで、さっさと働けよ!」
忙しく動き回ることを有能さの証だと思っている人は
考えたり眠ったりする時間をなるべく減らそうとします。
しかし、この立ち止まる時間は無駄な寄り道ではなく、
前に進むための最短コースを教えてくれます。
地図もなしに目的地に辿り着くことはできません。
なるべく時間をかけて調査検討し、
意見を交わし、じっくりと考える。
そうすることで初めて、
本当に重要なものを見極めることが可能になります。
ただし、この忙しい世の中で、
じっくりと考える余裕が
自然に生まれるわけはありません。
あえて時間を取らなければ
誰も考える余裕など与えてくれないのです。
集中するためには、
集中せざるをえない状況に自分を置くしかない。
通勤中や会議中にぼんやり考えるのではなく、
誰にも邪魔されないスペースで
考えるためだけの時間を作って下さい。
そんな時間ないよ!と言う方、本当にそうですか?
YouTubeやTikTokを何も考えずに見ていませんか?
作ろうと思えば、いくらでも時間はあります。
最近、「忙しい」という言葉を使った人は
気をつけてください。
心が亡くなると書いて「忙」と書きます。
知らぬ間に誰かの操り人形になってしまっているかもしれません。
自分で考える余裕と情報を集める時間を作りましょう!
そして、忘れてはいけないのが遊び心。
遊びは選択肢を広げ、ストレスを軽減し、脳を活性化させます。
遊びは本質を探求するのに役立つだけでなく、
それ自体がどこまでも本質的なんです。
仕事や生活に遊びを取り入れるには、
自分が楽しく遊んだ体験を思い返してみると良いです。
子供の頃、どんな遊びにワクワクしましたか?
どうすれば、そんな楽しさを今でも体験できるでしょう?
日常に遊びを取り入れましょう!
また、私たちの最大の資産は自分自身です。
自分への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、
価値を生み出すための元手がなくなってしまいます。
睡眠は義務ではありません。
睡眠は武器です。
自分の力を引き出すために活用してください。
計画的に十分な睡眠をとることで、
仕事の質を最大限に高めることができます。
自分と言う資産をうまく守ることで、
ここぞと言う時に十分な力を発揮できます。
最高の成果を出すために
目の前の瑣末な仕事は切り捨てる。
この小さな駆け引きが、
やがて圧倒的な利益となって返ってきます。
たっぷり眠りましょう!
最後に、余裕・時間・遊び心・睡眠
これらを駆使して見極めるための厳密な基準を決めましょう。
僕の嫌いな言葉は
「やらないより、やったほうがマシ」です。
確かに、何もしないよりは何か行動した方がいいかもしれません。
ただ、何も考えずにやることで、
もっと重要なことをする時間を奪ってしまっているとしたら
どうでしょうか?
見えない損失に目を向けない人が多すぎると
僕は感じています。
そして、これは厳密な基準を持っていなから
「やらないより、やったほうがマシ」
こういう思考になるんだと思います。
極論、僕は
「 絶対にやるべきだ!と言い切れないなら、それはやるべきではない。」
こう考えています。
「みんながやっているから」や
「誰かに頼まれたから」という理由で選んでいては
いつまで経っても、
自分にとって重要なことを進めることはできません。
緊急性がなくても自分にとって重要だと思えることを
最優先に考えて、
「これしかない」と思えることを選びましょう!
捨てる
見極めた重要なもの以外に手を出さないためには
捨てるしかありません。
捨てるには大まかに2ステップあります。
これができれば、あなたも無駄だと見極めた仕事に
手を出さずに済むと思います。
❶ 完全に明確にする
これは、かなり明確でもダメです。
多くの人が、捨てられないのは
完全ではなく、ぼんやりしていたり
まぁまぁ明確にとどまっているからなんです。
じゃあ、何を明確にすれば良いんだよって話ですが、
一番大事なのは目標です。
自分の仕事の目標・目的を完全に明確にしてください。
何を達成すれば、あなたは成功したと言えるのか。
ここを明確にしてください!
結果を感覚的ではなく、数値で見れるようにして
それを達成するためには、どうすれば良いのか
1年、1ヶ月、1日の行動の予定も
完全に明確にしてください。
本当に明確な目標だけが、
自分や組織の力を最大限に引き出し、
真に優れた成果を可能にしてくれます。
❷ うまく断る
重要なもの、重要でないものを
うまく判断できるようになったとしても
結局、断れなかったら意味がないですよね。
なので、この「うまく断る」という事が
できるかが重要になってきます。
日本人の国民性もあるので、
断るのが苦手という人も多いと思います。
ただ、安心してください。
1ステップで目標から予定まで
完全に明確にできていれば、
断ることが苦手なあなたでも
きっと断れると思います。
実際にどう断るのかというと、
だいたい、あまり重要でない
突発的な仕事の依頼であれば、
〇〇さん、ちょっと時間あるかな?
みたいな一言から始まります。
で、うまく断れない人は
まぁ、時間なくはないです。。。
みたいな感じで、曖昧なYESの返答をしてしまいがちです。
これは、絶対にやっちゃいけないパターンです。
僕が断るためにやるのは、まず
どうしたんですか?
みたいな感じで、業務内容を聞きます。
反射的にYESかNOを答えるのではなく、
まず、業務内容を聞く。
業務内容を聞かずに、
時間ないです!と断るのも印象が悪いので
業務内容を聞いて、案の定
あまり重要でない仕事だなと判断したら、
自分のその日の予定を完全に明確に伝えます。
僕は朝にその日の予定を決めてますから、
今日は14時〜16時の間にこれをやって、16時〜18時でこの仕事をやろうと思っています。
と、完全に明確に伝えます。
これって、遠回しに断ってるんですよ。
忙しいです。と答えるのではなく、
「他に優先する予定があります。」というスタンスで
断っているので、印象も悪くなりにくいですし、
逆にしっかり計画性を持って動いているんだなと思われ
評価も上がります。
実際、後輩や部下にお願いする仕事なんて
そんなに重要だと本人も思っていない事がほとんどなんで
それを断らずにやったとしても評価は上がりません。
重要なのは、曖昧に断ろうとするのではなく、
私にはこういう予定がありますと完全に明確に伝えること。
しくみ化
うえの見極める技術と捨てる技術で
みなさんもエッセンシャル思考を
実践できるようになったと思うので、
さらにそれを継続していくために必要な
しくみ化についてお話ししていきます。
結論、エッセンシャル思考をしくみ化するのに
最も大事なことは
エッセンシャル思考のチームをつくる
ということです。
ここまで、読んでくださっている方なら
わかると思いますが、
結局、エッセンシャル思考を職場で実践するためには
どうしても人が関わってきます。
自分ひとりだけで完結できるようなものではありません。
エッセンシャル思考の効果を最大限発揮させるためには
自分だけじゃなくて、周囲の人も
エッセンシャル思考であることがベストです。
なので、エッセンシャル思考のチームをつくる必要があります。
じゃあ、そんな理想のチームをつくるためには
どうすれば良いの?
結局ここですよね。
非常に地道な話なんですが、
私たちの行動・言動で布教していくしかありません。
どういうことかというと、
自分が関わる業務は何が何でも
「より少なく、しかしより良く」
という方針で進めて、
「目標・目的・期限」を完全に明確にします。
これは、仕事を頼まれた時も頼む時も必ず明確にします。
そうすることで、チーム全体が
無駄にたくさんやったり、クオリティを上げすぎたり
〆切より早くやらなくて済みます。
ただ、若手の方の場合
こんなことできるの、管理職とかリーダーの立場にある人だけだろ。
と、思われるかと思います。
確かに、若手がチームの雰囲気をつくるというのは
かなり難しいです。
だからと言って、諦めちゃうのはもったいないです。
僕も職場では諦めずに布教しています。
なぜなら、エッセンシャル思考の雰囲気を作って
楽してガッツリ成果を上げたいからです。
じゃあ、どうすれば若手でも
エッセンシャル思考のチームをつくれるのか。
これは、シンプルです。
「エッセンシャル思考を実践し続けて結果を残す」
これ、言うのは簡単ですけど、
すごく険しい道のりです。
エッセンシャル思考を実践していれば、
見方によっては、手を抜いてる様にも見えます。
特に時間を惜しまず働くことが
正義だと考えている人から見れば
あいつは、根性がないとか熱意が感じられないと
思われてしまう事が多いです。
これは、エッセンシャル思考あるあるなので
しょうがないです。
職場に1,2人ぐらいよく思わない人が出てきます。
この段階では、布教なんて無理です。
こういう人にもエッセンシャル思考を布教するためには
エッセンシャル思考で結果を出すしかありません。
なんだかんだ、ビジネスの世界において
「結果がすべて」です。
業務時間は短い。でも、圧倒的に成果を出す。
それだけを志して、批判はなるべく気にせず
たんたんとエッセンシャル思考を信じて
実践し続けてください!
それで、本当に短時間で圧倒的な成果を出していくと
だんだん批判してた人も、
そんな短時間でどうやって結果出してるの?
と、気になってきます。
ここまできたら、若手だろうと
布教できるようになります。
残念ながら、人に教えてあげたいと思っているだけでは
全く話を聞いてくれません。
なんなら、迷惑とさえ思われてしまいます。
ただ、相手が知りたい、教えて欲しいという
モードに入ってくれれば
めちゃくちゃ話を聞いてくれます。
ぜひ、一緒にここを目指していきましょう!
※注意点
教えるときはマウントをとって相手を責めるような形にならないように。
あくまで、こういうふうにやってますと情報共有をするスタンスで押し付けないように。
おわりに
エッセンシャル思考は
僕の人生の軸となる考え方となるので、
すごく熱く、長くなってしまいました。
いろいろ語りましたが、
言いたいことは一つ。
「自分の人生は自分で選ぶ」
ということです。
「みんながやっていること」や
「他人に頼まれたこと」をやるのではなく、
自分がこれだ!と選んだことに集中しましょう!
あなたの人生が今日も明日も素晴らしいものに変わることを祈って。
それでは、またお会いしましょう。
ご縁に感謝いたします。