お金を増やす前に知っておきたいこと

こんにちは、関健成 @kensei_1015 です。

「投資って難しそう」

「正直、よく分からないから触れていない」

「怖いし、失敗したら嫌だ」

こう感じている人は、とても多いと思います。

そして実は、

それはかなり健全な感覚でもあります。

なぜなら、仕組みを理解しないままお金を動かすことほど、

危険なことはないからです。

この記事は、

「今すぐ投資を始めよう」という話ではありません。

まずは、

  • なぜ今の日本で将来に不安を感じる人が増えているのか
  • なぜ“貯金だけ”という選択がリスクになりつつあるのか
  • その上で、個人はどんな視点を持つべきなのか

この考え方の土台を、一緒に整理するためのものです。

円安とは「日本人が貧しくなった」というサイン

最近よく耳にする「円安」。

ニュースでは当たり前のように使われていますが、

本質はとてもシンプルです。

円の価値が下がっている。

これだけです。

たとえば、

1ドル=100円の時代と

1ドル=140円の時代。

同じ1ドルの商品を買うのに、

必要な円は40%も増えます。

つまり、

同じだけ働いても、同じだけ貯金しても、

手に入るものが減っていくということです。

分かりやすい例が、iPhoneの価格です。

アメリカでは、ここ数年ほぼ同じ価格帯で売られています。

それにも関わらず、日本では

  • 2020年ごろ:約8.5万円
  • 2024年ごろ:約12.5万円

まで上がりました。

これは、

「Appleが強気になったから」でも

「日本だけぼったくられているから」でもありません。

円の価値が下がった結果、

日本人の購買力が落ちた。

それだけの話です。


ここで、もう一つの問題が重なります。

それが「賃金」です。

アメリカやヨーロッパ諸国では、

過去30年で賃金が1.6倍〜2倍以上になっています。

一方、日本はほぼ横ばい。

物価は上がっているのに、

給料はほとんど増えていない。

この状態では、

どれだけ真面目に働いても、

生活が楽になる実感を持ちにくいのは当然です。

これは、

努力不足でも、能力不足でもありません。

仕組みの問題です。

個人の頑張りだけで

どうにかできる段階を超えつつある

というのが現実です。

人生で必要なお金は、想像よりもずっと多い

さらに厳しいのが、

人生のライフイベントにかかるお金です。

結婚、子育て、教育、住宅、老後、介護。

どれも、数百万円〜数千万円単位のお金が動きます。

特に老後については、

  • 年金収入
  • 実際の生活費

この差が、

毎月約5.5万円の赤字になるという試算があります。

これが30年続けば、約2,000万円。

これが、いわゆる

老後2,000万円問題」です。

大事なのは、

これは贅沢な暮らしを想定した数字ではない

ということ。

普通に生活しても、

足りなくなる可能性が高い。

ここを直視しないまま

「なんとかなるだろう」と思うのは、

少し危険かもしれません。⚠️

国に頼れない未来は、もう始まっている

人口構造を見ると、この流れはさらに明確になります。

日本は、高齢者が多く、

若者が少ない“逆ピラミッド型”。

  • 年金
  • 医療
  • 社会保障

これらを、少ない現役世代で支える構造です。

制度が明日すぐ壊れるわけではありません。

でも、「今まで通り」は続かない。

だからこそ、

国に任せきりではなく、

自分で備える力が必要になる。

これは不安を煽る話ではなく、

現実を整理した結果の話です。

不安への答えは「貯金を増やす」ではない

ここで、多くの人が

「じゃあ、もっと貯金しなきゃ」と考えます。

でも、問題はそこではありません。

円の価値が下がり続ける中で、

円だけを積み上げること自体が、

リスクになりつつあります。

だから出てくる答えが、次の3つです。

  • 円以外の資産を持つ
  • 給料以外の収入源を作る
  • 学べる環境に身を置く

これは、

一発逆転を狙う話ではありません。

選択肢を増やすための話です。

なぜ「投資」が必要なのか

資本主義は、とてもシンプルな世界です。

お金を使って、さらにお金を生む仕組み。

この中では、

  • 自分が働き続ける人
  • お金や仕組みに働いてもらう人

で、人生の余白が大きく変わります。

どちらが正解、という話ではありません。

ただ、知らなければ

「働き続ける側」しか選べなくなる。

投資とは、

お金に働いてもらう側に回るための

一つの手段です。

投資には、いろいろな形があります。

投資と聞くと、

株やFXだけを想像する人も多いですが、

実際には幅があります。

  • 債券:お金を貸して利息を得る
  • 株式:企業の成長に投資する
  • 投資信託・ETF:分散して投資する
  • 不動産:家賃収入を得る
  • FX:為替の変動を利用する
  • 暗号資産:デジタル資産に投資する

大切なのは、

「何が儲かるか」ではなく

「何にお金を預けているのかを理解すること」。

理解せずにやる投資は、

投資ではなく投機になります。

長期・分散・非課税という現実的な戦略

NISAが注目されている理由も、

短期で稼げるからではありません。

  • 長期で持つ
  • 分散してリスクを抑える
  • 税金を抑える

この3つを組み合わせ、

世界経済の成長に“乗る”設計だからです。

オールカントリーS&P500が選ばれるのも、

派手さより再現性があるからです。

暗号資産という選択肢について

暗号資産は、

インターネット上で扱われるデジタル資産です。

ビットコインを例にすると、

過去15年間で驚異的な価格成長を見せてきました。

その理由は、

  • 世界共通である
  • 発行上限が決まっている
  • 世界の人々とすぐ売り買いが可能

という、極めてシンプルな原理です。

もちろん、価格変動は大きい。

だからこそ、

理解した上で、

自分の目的に合うかを考える必要がある。

最後に

最後に、一番大切な話です。

お金も、投資も、仕事も、

それ自体がゴールではありません。

ゴールは、

どんな人生を生きたいか。

投資は、そのための「乗り物」です。

人生を「旅行」に例えると、

行き先を決めずに空港に行く人はいません。

まず決めるのは、

「どこに行きたいのか」

「どんな景色を見たいのか」

「誰と、どんな時間を過ごしたいのか」

これが、

どんな人生を生きたいか」 です。

一方で、

飛行機・新幹線・車・船。

これらはすべて、移動手段ですよね。

お金も、仕事も、投資も、

人生という旅における “移動手段” にすぎません

多くの人は、

「どの飛行機がすごいか」

「どの車が速いか」

「移動手段を持っていること」

ばかりに意識が向いてしまう。

でも本当は、

行き先が決まっていなければ、

どんな乗り物に乗っても意味がない。

逆に言えば、

行き先さえ明確なら、

多少遠回りしても、

途中で乗り物を乗り換えても、

旅はちゃんと楽しい。

投資は、

「お金を増やすこと」が目的ではありません。

家族とどんな時間を過ごしたいのか

どんな暮らしをしたいのか

何を守り、何に挑戦したいのか

その目的地に向かうための乗り物が、投資です

だから大切なのは、

「何に乗るか」より先に、

「どこへ向かうのか」を決めること。

人生の行き先が決まったとき、

お金も、仕事も、投資も、

すべてが “意味のある選択” に変わります。

そして、

このように構造をしっかり理解し、

自分で選べるようになるために、

学び、行動し、

選択肢を増やしていく。

それが、これからの時代の

資産形成の基本だと、僕は思っています。

あなたの人生が今日も明日も素晴らしいものに変わることを祈って。

それでは、またお会いしましょう。

ご縁に感謝いたします。